もし、相手が自分の家族なら…

最近は、作業する時に依頼者さんが立ち合わないことが多いです。また、細かい作業や地味な作業も多いです。なので、作業するボランティアさんたちは、

「この作業って、やってもやらなくても、あまり変わらないことなんじゃないかな〜?」
「やっても、依頼者さんの為になってるのかな〜?」

と思う方も多いようです。なので、そんな疑問が生じた時の対処法を、現地で1年間ボランティアをしているリーダーの方が話してくれました。

「そういう時は、こう考えてみて下さい。もし、依頼者さんが自分の家族だったら、自分は相手に対してどうしたいですか?」
「もし、依頼者さんが自分だったら、どうしてくれたら自分が嬉しくなりますか?」

このスタッフさんも、一時期自分にそう問いかけていたようです。そして、この方がたどり着いた考えを話してくれました。

「そう考えたら、別に依頼者さんに会えなくたって、細かい作業ばかりだって、そんなことは関係無くなる、迷わなくなるよ。自分が好きでやってることになる。つまり、“趣味”に近い感覚だね。だから、もし依頼者さんがそこにいて喜んでくれたら、それは自分にとって、+αの喜びになる。つまり、“趣味をしただけで相手も喜んでくれた!”っていうイメージだね。」

スタッフさんが、とても生き生きと語られていたのが印象的でした。

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