「キャプテンの日記」カテゴリーアーカイブ

谷川小学校でのボランティア活動

 統一教会平和奉仕ボランティア隊の第27陣の活動6日目。牡鹿半島のボランティアセンターからニーズをもらい、小学校の校舎内のがれき撤去をしました。すでに廃校が決まっている小学校でしたが、取り壊す前に閉校式をしたいということで、気持ちよく閉校式ができるように、ボランティアが入ってきれいにしていきました。

 谷川小学校は入り江に建っている小さな小学校で、2階建ての校舎はすべて津波によって大きなダメージを受けていました。男性メンバーは図書室の片づけを行いました。図書室も泥や砂でいっぱいでした。掃除をしていたらいろいろな写真や物がでてきてとても胸が痛かったです。ぜひ、きれいな校舎で閉校式をしてほしいと思い、みな一生懸命とりくんでいました。

    

被災した人への接し方

被災者でボランティアをしている人から聞いた話です。

「県外から来るボランティアさんは、『被災者への接し方が、よく分からない…』と言う人が多いんだよね。実際、ボランティアさんが帰った後に依頼者さんと話をすると、依頼者さんが傷付いてるケースが多いんですよ。」と言われていました。どういった内容で依頼者さんが傷付いてしまうのか聞きました。 すると、「(ボランティアが被災者に対して)気を使った言葉をかけたら、(依頼者からしたら)わざとらしく感じて嫌になる。」
「(被災者が)仮設住宅に居ると一人で寂しいから、(ボランティアが)元気付けようと思って仮設住宅を訪問すれば、(被災者がそれを)迷惑に感じる。」
「(被災者の)心の傷を癒そうと思って、(ボランティアが)いろいろ話を聞こうとすれば、しつこくいろいろ聞いて来て嫌に感じる。」 と言われてました。

そこで、どうやって接したらいいのかを聞きました。
「接する時は、変なことをやらずに“普通に”接したらいいんだ。もちろん被災した人間は皆、背後に深い傷を負っている。それは間違い無い。でも、それをすぐに解決しようとしても、すぐに何とかなるものではない。人間の傷付いた心は、そんなにすぐにコロッと変わるものではない。だから、そういった背後の傷があることを知った土台の上で、普通に接すればいいんだ。普通に挨拶して、普通に会話して、普通に笑って、帰る時にそこで売ってる物でも一つ買ってくれば、自然と思いは相手に伝わるんだ。」
と言われていました。

仮設住宅から仮設住宅へ引っ越す理由

作業した石巻のあるお宅の依頼者さんから聞いた話です。

最近は、仮設住宅から仮設住宅に引っ越すケースが増えてきているという内容でした。そのかたの話によると、震災後に仮設住宅に入り、最初は人間関係も1からのスタートだったので大変だったようです。でも、1ヶ月が経ち、2ヶ月経ち、半年経って、やっとこの生活に慣れてきたと思った矢先に再び引っ越す。

その原因に多いのが、人間関係のトラブルだと言われていました。そんなかたが多いという話を聞き、仮設住宅に対する支援の必要性を痛感しました。

私が教訓になったこと

石巻で作業した時に、そのお宅の依頼者の方と“教訓”に関する話になった時に、震災直後のことを話して下さいました。

「震災があった時、警報が鳴り響いていていたのよ。町内放送でも、10メートル以上の津波が来るから避難するようにと、再三にわたって呼びかけていて。でも、その時は家にいて、全然逃げようともしていなかったのよね〜。」と言われていました。聞いてみると、震災直後に警報が鳴った時は、近所のかたと普通に話をしていて、緊急性を全く感じなかったようです。でもそこには、震災の数十分後に約10メートルの高さの津波が来ました。その依頼者は、津波が到達する直前に“まずい”と思い、間一髪で近くの山に逃げたそうです。後から振り返ってみると、「なぜ自分は警報が鳴った時に、すぐに逃げなかったのか?」と思われたそうです。

なぜ、すぐに逃げなかったのかを聞いてみると、
「(自分の)家は、水害の時も大丈夫なように、普通の家よりも基礎部分を高く作ってあったのよね〜。だから逆に、他の家にとっては大変でも、(自分の)家はきっと大丈夫だろうという先入観が付いちゃってたのよね〜。」と言われていました。

では逆に、なぜ“まずい”と思えたのかを聞いてみると、
「身内が来て“早く逃げろ!”と言われた時に、初めて“ハッ”として“逃げなきゃ”と思えたのよね。」と言われていました。

〇教訓になったこと
・災害時は、どんなに備えをしていても油断しないこと。
・「自分は大丈夫だ!」と思わないこと。

家の泥出しは心の泥出し

長期でがれき撤去をしてるボランティアチームのリーダーから聞いた話です。

「がれきの撤去をすると、その町がきれいになるだけだと思ってるでしょ。でも、それだけじゃないんだよね。がれき撤去は、目の前のがれきを取ってきれいにするのと同時に、実は、自分の心のがれきも撤去してるんだよね。泥出しをすると、目の前の光景がきれいになるだけじゃなくて、知らない間に自分の心もきれいになってるんだよね。最近になって、やっと気付けたよ。」と言われてました。

ボランティアとは、相手に何かをしてあげるだけの“一方的”な活動では無くて、こちらも必ず得るものがある“双方向”の活動だと思いました。

統一教会平和奉仕ボランティア隊 参加者募集中!

 現在統一教会平和奉仕ボランティア隊では、一緒に石巻で活動してくれるボランティアメンバーを募集しています。募集内容は以下の通りです。

<募集内容>

 活 動 名:成和青年被災地支援ボランティア

参加対象:18歳以上の心身共に健康な青年でエントリーシートを提出している者

  (20歳未満の青年はエントリーシートの父母同意書が必要)

 

 募集人数: 各回7名ずつ 験者で長期で活動できる人がいると助かります。

<活動内容>

 活動内容:震災被災地の支援、活動場所:宮城県内、宿泊場所:プレハブ小屋

<持ち物・諸注意>

 持 ち 物:8日間程生活ができる動きやすい服装、防寒具、洗面用具、常備薬、自叙伝、寝袋(ある人のみ)、ペンライト、レインコート、安全長靴、保険証、厚手のゴム手袋、マスク、ゴーグル、ウェストポーチ、帽子

※必要装備の参考資料→水害ボランティア作業マニュアル(PDF:1.3MB)  ※極力荷物を少なめにして下さい。(ボストンバッグとリュック1つずつ)

経  費:  集合場所までの交通費、ボランティア保険加入費は個人負担

(集合場所から被災地への交通費、活動中の食費などは必要ありません)

注  意: ボランティア保険に必ず加入してきてください

   (地元の社会福祉協議会で加入できます)

    参考資料→ボランティア活動保険紹介パンフレット(PDF:8.76MB)

 ※活動する際は衛生管理や健康管理、安全管理がとても大切です。以下の資料を参考に毎日自己管理を心がけましょう。

       ボランティアの心得(PDF:182KB)

       災害ボランティア活動安全衛生プチガイド(PDF:1.50MB)

  ※活動はほとんどが被災地の泥や瓦礫を土嚢につめて運ぶ作業となります。

   力仕事が多いので、以下の点に気をつけて安全に作業を行なって下さい。

     重いものを運ぶ作業を安全に行なうコツ(WORD:83KB)

       腰痛予防のための準備体操(WORD:85.5KB)

<申請・選抜>

エントリー: 最寄りの教会を通してエントリーシートを提出してください

選抜・通知: エントリーされた青年の中から本部で選抜し、その結果を最寄りの教会を通して連絡致します。

3.11の時に一番必要だった物

ある石巻の被災者の方から聞いた話です。

「災害が起きた時に一番必要なものは何だと思いますか?」「食べ物?水?ラジオ?ライト?携帯電話?パソコン?服?財布?車?自転車?薬?トイレ?、、、」

この質問に対する答えは、人によって様々かもしれませんが、私が話した被災者の方が感じていたのは「ずばり、携帯電話!」でした。なぜか?

「3.11の時は、携帯電話の電波が長期間にわたりダウンして使えなかったので、どこで被災者の方が助けを求めていて、何を必要としてるのか、すぐには分からなかった。もしも携帯の電波がダウンしなければ、すぐにそれを使って助けを求めることができたし、どんな物資がどこにどれだけ必要かを知らせることができるだろう。それによって、本来は助かったはずの人が大勢いたと思う。」

石巻ボランティア活動の作業紹介動画

 統一教会平和奉仕ボランティア隊の活動風景をもとに、被災地ボランティアが実際に現地で行っている作業を紹介する動画を作成しました。

被災地復興ボランティア作業紹介 in 石巻

 これからボランティア活動に参加しようという人は、この動画を通じて実際の活動のイメージを持ってもらえると思います。

仮設住宅での思い

被災者のかたから、仮設住宅の様子を聞きました。

ある仮設では、隣の家との間の壁が薄い為、隣の家の声が聞こえて来るようです。それを “聞こえてくるから嫌だな” と捉える人もいれば、“寂しくなくて良いな” と捉えてる人もいるようです。

また、ある仮設では、自身の置かれた“1人で暮らす”という環境に対して、“仮設に移ったら一人ぼっちで寂しいな” と捉える人もいれば、“悪愚痴ばかり言われることが無くなったからホッとしてる” と捉える人もいるようです。

置かれている環境は同じでも、その思いは1人1人違うことが分かりました。

仮設住宅支援の必要性

石巻市には、仮設住宅が5000件あります。しかし市役所に行くと、仮設住宅を管理する職員は4人しかいません。単純計算すると、1人当たりは1250件を担当していることになります。現地のボランティアリーダーのかたが市の職員に質問したら、「ハッキリ言って、管理しきれていません。」とか、「1件1件訪問できるわけでもないので、現場の状況がどうなっているか把握できてません。」とか、「ボランティアさん、できれば仮設住宅1件1件の訪問やケアをしていただけないでしょうか。」と言われたようです。なので今は、さまざまなボランティアチームが仮設住宅の支援に力を入れていますが、ボランティアの人数は減少傾向なので、仮設の支援を強め、継続することが必要とされています。