愛の力は無限大 統一教会 平和奉仕 ボランティア隊

ただただ黙って

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 今日は雨が少し降る中、被害の大きかった地域へ行きました。昨日、一昨日は比較的きれいなお宅でしたが、今日行ったお宅は、瓦礫を家の外に出す作業でした。震災直後と感じてしまう程、家の中を瓦礫が埋め尽くしていました。

 

 なぜ今までやらなかったんだろう? と思ったら、丸太や車など大きな物で道が塞がれていたので、今まで家までたどり着けなかったそうです。瓦礫だけでなく、泥やヘドロも外に出したかったけれど、依頼主さんから「どうせ壊すからいいよ」と言われたので、午前中で作業は終わりました。

 

 個人的には「もっとやりたい!」と思ってしまいましたが、依頼主さんのニーズに応えるのが私たちボランティアの役割なので、自分勝手な考えだったなと帰りながら反省しました。

  

 そして今日は、不思議な出会いもありました。道の駅で車を止めている時に、一人のおじさんが私たちのことをじっと見ていたので、私は話し掛けてみました。

 

 話を聞くと、おじさんは被害の大きかった女川で被災し、今後の見通しが全く立っていないとのことでした。深刻な顔で細々と話をしてくれました。

 

 話の最初に「なんていうかね、正直生き地獄だよね」とボソッと言われました。私は一瞬固まって、何も答えられず、ただただ黙って聞いているだけでした。

 

 おじさんは私たちのようなボランティアが来てくれるのは嬉しいけど、ひどい地域の根本的な復旧には、やはり政治の力が不可欠だから、早く動いて欲しいと言っていました。養殖業は、今始めても成果が出るまでに2年は必要らしく、「そんなに我慢できないよ」と嘆いていました。

 

 おじさんはその後も色々と話してくれましたが、私はずっと聞いてるだけでした。ただ、話の最後に「おじさんの顔覚えておいてよ! 2年後に有名になって新聞に載るから!」と言ってくれました。「期待して待ってます!」とやっと笑顔で返事ができました。

 

M.N(武蔵野教会所属)

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