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名尾手すき和紙

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令和3年8月豪雨災害概要

8月11日から21日頃にかけて西日本から東日本の広い範囲で大雨となりました。長野県、岐阜県、島根県、広島県、佐賀県、長崎県、千葉県に緊急安全確保が発令され、島根県、広島県、福岡県、佐賀県などに災害救助法が適用されました。 総務省消防庁の報告では人的被害28人住家被害7852棟です。

佐賀県中部を流れる一級河川の六角川は武雄市、大町町を経て有明海へと流れています。国土交通省武雄河川事務所によりますと8月14日午前6時半ごろ六角川が武雄市橘町六角川西岸で氾濫しましたが広範囲に浸水した原因は内水氾濫によるものだそうです。有明海の水位が上昇したため六角川が逆流し2年前と同じ大町町順天堂病院周辺がため池のような状態になったようです。

今回も2年前と同様に赤丸の地域で内水氾濫が発生しました。

 

 

 

 

 

 

8月26日~8月29佐賀県佐賀市大和町佐賀県重要無形文化財「名尾手すき和紙」土砂災害

和紙を造り始めで300年。かつては100軒ほどの工房があったそうですが現在では名尾手すき和紙1軒だけとなりました。

和紙の原料となる梶の木の栽培から手掛けているとのことです。被災前は手すき和紙作りの体験コーナーもあり福岡県や長崎県など近隣の県外の方々に愛されてきました。ですから土砂撤去作業中も県外ナンバーの車が来られていました。

毎年近隣、小中学校の卒業証書に名尾手すき和紙が使用されるため1日も早く工房が再開できるようにしてほしいとのことでした。

伝統や文化を継承していくことの難しさを感じます。社長さんはじめ従業員の方々も一緒に泥にまみれての作業となりました。

原因は工房の裏山が崩れたことで工房の床下の大量の土砂が流れ込みました。

 

 

 

 

 

 

その土砂が谷に流れ込んで下の民家や田んぼ、畑も被害を受けました。普段はこんな小さな谷がそんな大きな力を発揮するとは誰も予想出来なかったようです。300年の歴史の中で初めての経験だったようです。

 

土日には一般ボランティアの方も参加されます。

 

床下の土砂を撤去するために一旦床を剥ぎます。山里なので土砂も比較的綺麗ですが水分を含んだ土砂を撤去することでシロアリやカビ、その他の雑菌類の繁殖を防ぎます。山で静かに暮らしていた毒虫たちが土砂に紛れて床下に住み着いて土砂の撤去時に刺されます。そのため夏気温の高い時にでも必ず長袖長ズボンは必須となります。

床を剥ぐことの出来ない部屋などは床下に潜って土砂を撤去します。床を剥がない理由は床下浸水であったりフローリングなどです。畳部屋は畳の下が板なので畳を外し板を取り除くだけですが、フローリングは伝道ノコギリ等で切って撤去しなければなりませんそうすると時間、労力とその後の修繕費用が掛かります。なるべく住民さんの負担にならないように作業を進めるためにフローリングは床下に潜っての作業となるのです。この作業は人によって向き不向きがあります。なかには床下でパニックになる方もいるそうです。

約40分に1度の休憩とお昼休みですが、ボランティアでは個人の体調に合わせて自由に休憩を摂ることを推奨しています。自己管理が出来るかどうかもボランティアには大切なことだと思います。作業内容におきましても出来ないことは出来ないと言えることも大切な自己管理です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

土砂を撤去後に約10日間出来れば毎日24時間、送風機で風を送って乾燥させます。

それで乾燥が完了すればブラシで根太(ねだ)という柱などをブラッシングして泥を落として消毒液を噴霧器でかけて、再び乾燥させた後に業者さんに引き継いでいただきます。

この作業をボランティアで行うことで業者さんは直ぐに仕事が出来るようになります。

 

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