撤去作業に悪戦苦闘
Eさんのお宅に訪問し、近くの工場から流れてきたお米の撤去作業をしました。
Eさんの家の庭は一面、お米の山に覆い尽くされていましたが、周辺の広場にも米袋が散乱していて、一帯には米が腐ったような鼻をつく独特の臭いに包まれていました。この辺は海に近いためほとんどの家が流され、残った家も一階部分の壁は無残にえぐられていました。
庭の米を掘ると、黄色く変色した米と色々な色のカビが一緒くたになって出てきました。白、緑、黄色、ピンク…。掘る度に飛散する胞子とむせ返るような臭いに吐き気を覚えました。
途中から実家に帰省中だった地元の青年が飛び入りで助っ人に来てくれました。「オヤジが軽トラ持ってて、暇なんで手伝いに来ました」そんな感じの素晴らしい好青年でした。まるでカマキリの様な華麗なスコップさばきに度肝を抜かれました。
赤埴聖将(大宮教会所属)