石巻の現場に来て感じるのは
朝から境内の中を掃除し、御神輿などを移動、安置させたり、周辺を整理するという作業内容でした。
現場に来て感じるのは、 ボランティアというのは備えなしでは決して出来ず、勢いだけではむしろ足を引っ張るということです。まず寝床、そして食事、トイレ、安全対策などを自分で解決していかなければなりません。
もちろん、為に生きたいという高い公益性と共に、現地の厳しい現状の中でも決して折れることのない内外両面のタフさが必要であることは言うまでもないことです。
また、都市計画の重要性や行政の在り方についても考えさせられます。旧北上川という川を挟んで左と右では被害が雲泥の差です。なぜなら被害の少なかった左側は堤防の存在や、工場地帯がより海側にあったことで家々は原型を何とか留めていますが、右側は家そのものが流されたり、火災で焦げ落ち、1500世帯あった地域で残ったのは数えられる程だったようです。
作業中は、腐敗臭で鼻が曲がりそうになりますが、地元の方々は愛着がある為にそこで今も住んでいるようです。缶ジュースを一本開けて置いておけば、すぐにハエが寄ってくる場所が果たして日本にどれだけあるでしょうか?
今日も一日多くのことを考えさせられました。明日は作業最終日になりますが、多くの出会いが待っていることを期待しながら、今日一日歩めた事実にただただ感謝です。