石巻の現状 仮設住宅に思う
今日は黄金浜で、側溝の泥出し作業をしました。
スペイン、イラン、ドイツ、メキシコなど、色々な国の方々もいて、国を越えて皆で為に生き合えることが嬉しく、「One Family under God」の世界をその場で感じました。
みんながお互いに為に生き合えば争いは起きないし、平和で幸福な世界ができ、それがまさに「地上天国」につながるものだと思います。
作業が終わった後、中心のFさんの話を聞く機会がありました。3.11の震災後、自殺する人が一ヶ月に10人位出ているそうです。
避難所生活はまだ人との関わりがありますが、仮設住宅に移ると孤独になってしまう人が増えているそうです。
Fさんは仮設住宅に行って炊き出しもしているそうですが、同じ仮設住宅の住人でも初めて会う人も多いようで、炊き出しを通して、みんなの顔合わせのきっかけの場も作っているということでした。
仮設住宅は、外的には家電もあり、整っている環境ではあるようですが、やはり人は、外的にだけでなく、心の面が満たされなければ本当の意味での幸福感や満足感は感じないし、人との関わり合いがないと生きていけないのだということを、石巻の現状を聞きながら感じました。
S.K(武蔵野教会所属)