火災消火活動後の家財撤去ボランティア
2020年12月11日の夕方、大坂府府営団地5階において火災が発生しました。幸いにもこの火災によって亡くなられた方はいません。しかし火災による黒煙が上がり、消火活動のために火災現場含め下の1階から4階までは水浸しとなってしまいました。そのため、この火事で被害を受けた家庭は全て立ち退きすることになり、水浸しとなった家財の一切を廃棄しなければなりません。自治体としては「改装作業に伴い1月13日までに全ての家財を自力で撤去するように」とのことでした。
高齢者の多い団地では、自治会としても自力で家財一切を撤去することは簡単なことではなく、しかも1月13日までにと期限も限られています。そこで、自治体は地元の社会福祉協議会(社協)に対して、ボランティアによる支援活動を依頼しました。その依頼を受けた社協は、沢山登録されているボランティア団体の中で、どの団体に依頼すれば良いかと考えた時、まず最初に「UPeaceにお願いすれば」と思われたそうです。
12月21日、社協職員さんと現場の視察に行きました。各部屋の住民さんと話をして12月25日~27日の三日間で撤去作業を行うことにしました。年末のこのような時に「少しでも早く、安心して良い年を迎えることが出来るように」という願いがある一方で、「あまりに急ぎ過ぎて住民さん負担を掛けないように」と配慮した結果、この三日間に決定しました。
年末の忙しい中で参加して下さる人数も限られるとは思いましたが「来てくれるメンバーが神様がこの作業に必要とされる人数に少なくも多くもない人数を与えて下さる」そもそも問題は参加してくれる人数ではなくて私自身に「からし種一粒ほどの信仰があるのか」ということだけ。そんなことを考えながら・・・(#^.^#)
火災現場の団地、火元の下の階も水浸しでした。
なかには引っ越してきて半年で「ほとんどの家財が新品だったのに~💦」という人もいましたが、全て廃棄するしかないそうです。でもその人が「好きで火事を起こした訳ではないからかえって気の毒に思うよ。恨む気持ちなんてないけど、今も入院しているそうなので心配してます」と話してくれました。
12月25日 活動初日 参加者:6人 (^^)
「活動報告に使わせてください」と、社協の職員さんが写してくれました。寒かったため、自治会の集会所を休憩場所として使わせていただけました。
12月26日 活動2日目 参加者:4人 (‘◇’)ゞ
住民さんの娘さんや息子さんそれから社協の職員さんもお手伝いさて下さって作業は順調に予定通り完了しました。残りはリサイクルゴミだけ。リサイクルゴミは業者が引き取りに来てくれるので指定日の27日に全て撤去します。
12月27日 活動最終日 参加者:5人 (^^♪
今日は「あらいぐま大阪写真洗浄」からも1人お手伝いに来てくれました。
大型冷蔵庫3台とテレビ2台とお風呂釜の撤去・・・押しても引いてもびくともしない💦 今まで風呂釜を撤去した経験はないけれど~(・・?
「え~?風呂釜まで外せるんですか?」って住民さん(感動)
「・・・初めてです」とは言えず(;^_^A ・・・なんとか・・・??ん?ん?おっ?外れた~(*’▽’)
無事に廃棄物の全てを予定通り撤去完了しました。
UPeace西日本キャプテンを拝命され2年足らず、インパクトドライバーから始まって丸ノコ、グラインダーにチェーンソー、刈払機、掘削機、小型重機などすべてが生まれて初めての経験です。
神様は必要以下の物も必要以上の物も与えることはなく与えられた物で既に満ち足りているんだと感じました。問題はやはり「自分自身にからし種一粒ほどの信仰があるのかどうか?」それだけではないでしょうか(^^)v
社協の職員さんも自治会の皆さんも住民の方々も、とても喜んでくださいました。