大阪の災害ボランティアチーム3団体(UPeace、BORDERLESS FIRE、チーム茨木)が、チーム茨木資材置き場にて高所作業災害ボランティアにおけるロープワーク講習会を行いました。
講習会の目的は高所災害ボランティア活動におけるロープワークを共有し確認することによっていかなる時においても3団体が合同で作業を行う時に支障のないようにすること、最近も千葉県館山市で高所災害ボランティア活動中に転落事故が発生したり、他団体におけるロープワークのあり方がかなり危険ものになりつつあるためです。
災害ボランティアで作業する家屋は被災した家屋であるために屋根の上はとても危険です。一見は通常の屋根と変わらないように見えますが足をおいたと同時に穴が開くこともあります。
大阪は大阪北部地震、その後の台風21号で被災して2年が過ぎています。2年間そのままだったり、張ったブルーシートが粉々で雨漏りが続いている屋根の上はさらに危険が多く潜在しています。そのため、いい加減なロープの張り方は命取りになります。高所作業に100%安全はあり得ませんが、100%に少しでも近づけるように努力をしています。
今年は台風が上陸しないのかも(10月22日現在)分かりません。ちなみに今までで一番上陸の遅かった台風は平成2年台風28号だそうです。wikipediaによると1990年11月22日にマリアナ諸島で発生し11月29日沖縄県大東島地方を暴風域に巻き込み11月30日14時和歌山県白浜町の南に上陸し同日21時に東海地方で温帯低気圧び変わりました。被害は死者・行方不明者4人、負傷者12人、住家損壊162棟、住家浸水1544棟、被害総額48億円だそうです。
災害も事故も必ず起きる!
だから起きる災害のための備え、転落事故のための備えをしています。
事故を起こさないためのロープワークではなく起きる事故を大事を小事に小事を無事にするための講習会。
講師は元消防士、日本警察消防スポーツ連盟理事長、BORDERLESS FIRE会長の武藤さんでした。