【概要】
○期間:2012年8月1日~8月15日
○参加者:37名
○場所:カンボジア王国
【スケジュール】
日付 |
午前 |
午後 |
8月1日 |
日本 出発 |
カンボジア到着、オリエンテーション |
2日 |
カンボジア本部教会 訪問 |
ツールスレーン訪問、スラム地域訪問 |
3日 |
現地大学の学生と合流 |
移動 |
4日 |
現地の村で奉仕活動 |
学習クラス奉仕、奉仕活動 |
5日 |
現地の村で奉仕活動 |
学習クラス奉仕、奉仕活動 |
6日 |
現地の村で奉仕活動 |
学習クラス奉仕、奉仕活動 |
7日 |
現地の村で奉仕活動 |
学習クラス奉仕、奉仕活動、反省会 |
8日 |
現地の村で奉仕活動 |
学習クラス奉仕、奉仕活動、誕生日会 |
9日 |
お祭りの準備 |
学習クラス奉仕、感謝祭 |
10日 |
お別れ会、村を出発 |
Missionary of Charityで奉仕活動 |
11日 |
プノンペン出発、移動 |
トンレサップ湖の水上村見学 |
12日 |
タップロム、バイヨン見学 |
アンコールワット見学 |
13日 |
大学の人材養成研究センター訪問 |
オリエンテーション、移動 |
14日 |
プノンペン到着 Missionary of Charity 奉仕 |
プノンペン出国 ベトナム観光、交流、出国 |
15日 |
日本到着、解散 |
【活動紹介】
○奉仕活動
道作りをしました。雨季の雨で多くの土が流れて道路がボコボコになってしまいました。そこで、田んぼの畦から土を掘り出し、その土の塊を運び、ならす作業をしました。くわを使ったり、蟻の巣に入ってしまって噛まれたり、日常生活とは違う環境で活動するので、最初は慣れないですが、徐々に作業効率も上がっていきました。
作業は重労働だったため、ただ単に作業するのではなく、歌ったり、踊ったり、時には走りながら、楽しさを見出したり活気付けながら作業しました。
すると、子供たちに変化が出ました。普段仕事を手伝わない子供たちが、何人も手伝うようになったのです。遊んでいた子供たちも大人たちに混じって一緒に土を掘って運びました。その場は、苦労だけでなく、楽しさを感じる時間になりました。
○学習奉仕
村の中心にある学校の教室で3つの授業が行われました。一つは、村のお母さんたちのクラス。あとの二つは、村の子供がリトルティーチャーとしてクメール語を教え、現地大学のメンバーが大学の話をし、最後は日本メンバーが日本語を教えました。
今回初めて授業を受けたというお母さんたちは、「おいしい」や「ありがとう」という発音をクメール語で書いた紙を見せてくれ、「これを毎日読む習慣にしたい」と言っていました。
○感謝祭
皆で円陣を組んで始まったお祭りでは、日本メンバー、現地大学のメンバー、村の高校生たちのスピーチがメインとして行われ、その合間に日本からソーラン節、ロックダンス、空手、歌などが披露されました。カンボジアメンバーからはクメール語の劇やダンスが披露されました。
満天の星空の下、大合唱とダンスの声が賑やかに村中に響きました。
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【メンバーの声】
○本当の奉仕とは何かを考える機会になりました。言われてやるとか、感謝されたいとか、なんとなく人の為にやるのは奉仕ではないと思いました。そして活動を続ける中で、心から誰かの為にしたいという心が重要だと気付きました。その心があってこそ、一つ一つの何気ない行動が奉仕になるのだと思いました。
○学習奉仕をした時です。クメール語の授業が終わると、皆教室から外に出て遊びに行くのですが、ある2人の子供が必死に黒板に書かれたクメール語をノートに写している姿を見て、心から”教育”をしてあげたいなと思い、子供たちから勉強に対する姿勢を学びました。今自分たちは、学校でたくさん勉強してたくさんのことを学ぶ責任があると思いました。
○ホランティアに参加する前は、“責任”というものに対して任されたらやるけど、自分からやりたくないからなるべく責任を持たないようにしていました。しかし今回、責任を持って活動することで、責任を持つことが楽しくなりました。
○今まで自分は家族がいることが当たり前だったのですが、カンボジアの家族を通して、家族がどれだけ自分を支えてくれていたのかを感じました。これからは、自分から家族を支えていけるように、親や兄弟の為にできることをよく考えて、家族に孝行をしたいです。
【一緒に活動した現地の人の声】
○今日は村全体で感謝祭ができて楽しかったです。この一週間はみなさんと交流をしていろんなことに感動して、みなさんに感謝して、一生忘れられません。みなさんは本当に自分の兄弟や家族に思えます。来年もまたこの村に戻って来て欲しいです。みなさんも、これからの人生で成功するために頑張ってください。
(カンボジア人、16歳、男性)
○自分が楽しいというだけではなく、村の子供たちや大人たちを喜ばせる為にやれたので良かったです。来年もまた機会があれば、みなさんに会いたいです。その時は、もっと日本語がうまくなって、みなさんともっと親しくなりたいです。そして、この村の教育レベルを高くしたいです。
(カンボジア人、20歳、男性)