被災後に様々なご事情があって屋根の修繕ができていない家は少なくありません。その原因の多くは高齢化です(-_-;)
今更、リホームしたところで住んでくれる人がいないとかいずれ施設に入居するので空き家になるとか、既に空き家状態。あとは経済的な問題などで修理ができない方もいます。
この家のシートはおそらく昨年6月前後に張ったものだと思われます。
張替えで一番気を付けなければならないことはシートを張っている下に危険が隠れているということです。全面的にシートを被せているということはそのようにしなくてはいけない何かの理由があるということで、もしかしたら家屋自体の老朽化が激しく足の乗せ方次第では屋根が崩れ落ちる危険があります。そしてもう一つはブルーシートが粉々になっているためとても滑りやすくなっているということです。この事に注意を払いながらシートの張替えを行います。
屋根上での作業を効率よく行うために下で出来る作業は出来るだけ下で準備をします。
シートの長さやシートを押さえる板のサイズを合わせたり屋根上の作業を見ながら次の工程を見極めて事前に工具や必要な道具を準備していきます。そのため下での作業効率が悪いと上での作業が手間取り事故のリスクも大きくなっていきます。また屋根全体の作業内容が把握できるため屋根で作業している人たちに危険をいち早く伝えることができます。ですから下で作業を見守っている人たちの支えがあってこそより安心して作業が出来るようになっています。
こうしたなかで本日も無事に作業は完了しました。