今までUPeace熊本の活動拠点でありました芦北町災害ボランティアセンターが9月19日から団体ボランティアの受付を終了しました。個人ボランティアは受付るとのことで芦北町災害支援が終息に向かって縮小されるようです。豪雨災害より2か月かかりましたが少しでも役に立てることができたとすれば有難く思います。人吉市、球磨村も10月10日辺りを目途に縮小傾向にあります。しかし様々な事情が重なって現在も終息の目途が立たない地域が八代市坂本町です。
県外からのボランティアの支援やマスコミによる報道も少なかったことに加え交通機関が遮断されてしまったことが原因と思います。そのため9月19日より活動拠点を坂本町に変更しました。
ちなみにUPeaceのジャケットが新しくTシャツになりました(#^^#)
新しいTシャツは災害ボランティアに参加してくださった方にプレゼントしています。通常ボランティアは今までのジャケットになりますm(__)m
災害ボランティアに限定しているのは・・・・いっぱい理由はあるけれど災害ボランティアは今までのジャケットはとても暑さに耐えられないことが大きな理由です💦
ちなみに右端の方はNGOぬちの代表「おーちゃん(通称)」です(^^)v (撮影は9月20日)
おーちゃんは大阪北部地震、大阪台風21号、島根県西部地震の災害ボランティア活動を一緒におこないました。
豪雨災害当時の様子がまだ生々しく残っている町の側溝掃除を行いました。川が氾濫して大量の土砂が流れ込んだため側溝が土砂で埋め尽くされてしまい雨が降るたびに道路が冠水してしまうそうです。その土砂を側溝から除去する作業になります。
被災地を歩く姿が何となく頼もしく感じます(#^^#)
コンクリート側溝蓋の重量は約30㎏ (-_-;)
しかも蓋の隙間には土砂が詰まってて簡単に持ち上げることができませんがバールを取っ手の隙間に突っ込んで蓋を揺らして外していきます。
側溝はこんな感じで土砂がびっしりと詰まっています。
今日は参加者11名。全体的に災害ボランティア活動が終息に近づいています。ただこの終息は行政の事情で被災者の事情ではありません。行政としては通常業務がありますので災害支援だけに取り組むことは難しくどこかでいったん線引きをする必要があります。だからこそ行政では手の届かいな被災者のために今もボランティアの力が必要です。
がれき撤去等も大切ですがこれからの再生作業の方がもっと大変で根気のいる作業が待っています。瓦礫を撤去しただけでは住むことができません。ここからが本当に誰も関心を持たなくなり被災者が孤立してしまいます。
今までは絶望のなかにも支援に来てくれるボランティアの方々によって力をもらっていましたがボランティアが引き上げた後に残る物は瓦礫は撤去されたけれど泥にまみれ、全ての荷物が運び出され、壁や床が剥がされ灯りが灯らない家が残されているだけとなってしまいます。ですから今までの住居を捨て、町を捨てていく人が少なくありません。
どこまでやれば地域住民のためになるのか?ボランティア各団体における課題となっています。助けすぎることは住民や地域の自立を妨げるという意見もありますし、限界集落では地区ごと消えてしまう地区もあると聞きます。「私たちが解決します」と言える家庭連合とならなければとその度に感じます。