ボランティア活動は、参加する人の主体性や社会性などを育てる効果があると様々な研究によってなされていますが、UPeaceでも参加者へのアンケートを通して、活動前後の社会人基礎力の変化を調べてみました。
社会人基礎力とは、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として経済産業省が提唱している12の能力要素のことで、大きく「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの能力から構成されています。
前に踏み出す力:主体性、働きかけ力、実行力
考え抜く力:課題発見力、計画力、創造力
チームで働く力:発信力、傾聴力、柔軟性、状況把握力、規律性、ストレスコントロール力
被災地ボランティア参加者の活動参加前後の能力の比較は以下のとおりです(モニター人数:148名)。
これを見ると、参加前後ですべての項目が向上し、特に「前に踏み出す力」である「主体性」「働きかけ力」「実行力」や「チームで働く力」の「発信力」「傾聴力」も伸びが大きいことがわかります。
もちろん、参加者の自主的なアンケートによる結果なので主観的な感覚によるところが強いですが、少なくとも多くの参加者が、活動後に自分の社会基礎力が向上したと感じていることは間違いない事実だと思います。
自分の社会人基礎力を高めたい、メンバーの社会人基礎力を育てたいと考えている方は、ぜひ積極的にUPeaceの被災地ボランティアにご参加ください。