お知らせ

震災一周年に際して

東日本大震災発生1周年を迎えるにあたって

 

 2011年3月11日に発生した「東日本大震災」は、観測史上最大のマグニチュード9.0を記録し、地震により発生した大津波によって2万名近くの方々が犠牲となりました。また、津波によって発生した原発事故も、いつ収束するのか分からない状態が続いており、多くの方々が住み慣れた故郷を追われざるを得なくなりました。

 震災発生から1年目を迎えるにあたり、世界基督教統一神霊協会を代表いたしまして、謹んで追悼の言葉を捧げます。

 

 この震災によって犠牲となられた方々の無念さ、愛するご家族を亡くされた御遺族の方々、故郷を追われた被災地の方々の悲しみを思いますと、哀惜の念に堪えません。

 心よりお悔やみ申し上げます。

 

 震災後、政府や自治体、NGOなどが協力し合い、被災地の復興が進められました。

 当法人でも震災直後から統一教会平和奉仕ボランティア隊を結成し被災地に派遣したほか、義援金や物資の支援などを通じて被災地の復興に尽力してまいりました。

 

 また、死者を救えるのは宗教だけであるという観点から、当法人の慰霊祭(全日本昇華祝祭)において、犠牲者の方々のために祈祷をささげました。助かった方々だけでなく、犠牲となられ霊界に行かれた方々にも、早く真の救いと苦しみからの解放が訪れることを祈ってやみません。

 

 いまだ、原発問題は全く解決していません。また、自然災害だけでなく周辺諸国との関係を見ても、日本は今、非常に危険な状況に追い込まれています。

 日本国民は今こそ、世界もこの国も自らが守るという固い決意を持たなければなりません。そうしてこそ初めて、新たな国難が訪れたとしても、愛するものを守ることができるのです。

 震災一周年を迎えるにあたり、当法人も被災地の方々の犠牲を決して無駄にすることなく、教会員一同が心から悔い改め、今まで以上に日本と世界のために生きる“平和を愛する世界人”として、世界の先頭に立つことをお誓いいたします。

 

 最後に、犠牲となられた方々の安らかなご冥福と、ご遺族・被災地の皆様方のご多幸、そして被災地の一日も早い復興を、心から全国の教会員と共に祈念いたします。

 

平成24年3月11日

世界基督教統一神霊協会 会長

梶栗 玄太郎

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