お知らせ

医療スタッフが訪問診療

 3月30日から4月3日まで、統一教会の信徒ら4名からなる医療チームが宮城県内の被災地で訪問診療などの活動を実施しました。

 

 3月30日(水)の夕刻に現地入りした医療チームは、まず被災地を視察。翌31日から被災地にあるボランティアセンターで医療者全体のミーティングに参加した後、地域を巡回しての健康相談調査を行いました。

 

 現在住んでいる方の人数や名前、年齢の確認と要支援介護者に対するヘルパーなどの利用状況、具体的な健康状態などを調査し、現在利用できる診療機関の案内と市役所からの広報などを渡しました。ほとんどの方は健康以外の心配事や被災当時の状況を語られます。避難所には多くの物資や情報が行き渡っていますが、在宅者には情報もほとんど入らないということで、みなさんとても感謝していました。

 

 二日目からはより効率的に巡回するため、各町にいる民生委員と保健推進員を訪ねて情報収集、要介護者のお宅をリストアップし訪問しました。午前中に三軒、午後は調査データの整理や医療者たちとのミーティングの場を持ちました。

 

 三日目、訪ねた大部分の民生委員と保健推進委員の家は流されており、住めない状態でした。市内も重油からのオイルミストやヘドロ、下水、魚の死骸などの埃が風で舞い、大変息苦しくマスクが必要な状況でした。この日と最終日も二軒ずつ訪問診療を行いました。

 

 被災地での医療活動もまだ立ち上げの状況であり、日々活動内容を他のチームとミーティングしながら検討修正していきました。避難所にいる介護度の高い方や認知症で徘徊などがある方について、今後の中長期的な体制作りが求められています。4月一杯の応援体制を取っているチームが多く、地元の方も大変不安に感じていました。統一教会信徒らによる医療チームは、今後も中長期的、継続的な医療支援を実施していきます。

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