朝8時半に新地町災害ボランティアセンターで朝礼を行います。
2月19日より要支援者を中心に屋根作業を行いまして残り案件が7件となりましたので来週くらいから一般被災者の案件も募集していくことになりました。
今回の地震による屋根のブルーシー展張作業におきましても3名の一般住民の方が転落事故を起こしているそうです。私たちも他人ごとではなく安全気を付けて作業をします。
レスキューアシスト武ちゃんの「安全確認良いか!」の掛け声に全員で「安全確認良し!」と答え「ご安全に!」で現地へ向かいます。
今日の屋根は棟が傾いていました。建物の老朽化に加えて棟の傾きが雨漏りの原因となったように思われます。ただ基本、棟が傾いたくらいでは雨漏りはあり得ません。傾いた棟を元の位置にまで戻して、新茨木方式でシートを掛けることにしました。
ヘルメットの名前シールは社会福祉協議会から派遣された災害ボランティアである証です。災害時に混乱を避けるため必ずこの名前シールを貼らなければなりません。普通は左腕に貼りますが作業の途中で剥がれたり毎日新しい名前シールが必要になるためヘルメットに貼っています。
名前シールに記入する名前は出来るだけ誰でも読めるように記入します。例えば私の苗字「西垣内」で記入すればほとんどの方が「にしがいと」と読んでくれません。災害ボランティアは被災地で活動するため何時危険なことが起きるかわかりません。とっさに名前を叫んでもらえるように私は通称「けんさん」としています。これが「西垣内」だったらとっさの時に「西・・・?」「にしかきうち?さん!危ない!」となって逃げ遅れたりします。ですから名前シールには誰でも分かりやすい名前を記入します。レスキューアシストの中島武志さんは「たけちゃん」、DRT JAPANの黒澤司さんは「くろさん」DEF TOKYOの鈴木暢さんは「とおる」滋賀の中村寿男さんは「親方」と通称で呼びます。
新茨木方は大阪北部地震の時に考案されたブルーシートの張り方です。
従来の張り方はとにかく屋根全体にブルーシートを張っていたのですが、それでは屋根全体をシートで覆ってしまうため足場が悪くなり作業の効率も悪くなるし見た目にもいかにも危険な家になってしまうので、屋根全体を覆うことなくピンポイントで雨漏りの箇所だけにブルーシートを張ることでそれらの問題を解決しました。
ブルーシートを押さえる土嚢袋も必要ないので見た目もきれいです。