【概要】
期間 | 9月20日~23日 |
作業日数 | 4日間 |
延べ参加人数 | 72人 |
作業箇所 | 20箇所 |
【ボランティア活動の様子】
災害ボランティアセンターでは1日当たり1500名のボランティアを募集したのに対し、最大で1日3000名以上が集う日もあり、多くの人たちがボランティア活動で汗を流していました。
主な活動内容は、家財道具の運び出し、流れ着いた泥の撤去、被災した箇所の洗浄作業や消毒などでした。被災した民家で活動することが多かったですが、病院や学校などでも活動しました。
ある依頼者さんは「こういう状況になるのは人生初なんです。私の家のことではあるのですが、私自身も、どこからどうしたらいいのか分からない状況なんですよ。」と言われてましたが、同じ内容の話をされる人が多かったです。「他の被災された方たちは、どうされていますか?」と、逆に依頼者さんから聞かれることもありました。
【参加者の声】
○被災した家屋で、がれきの運び出しをしました。その中には、泥だらけ腐ったお米が紛れていました。そのお米を運び出すとき、今までの人生で一番の強烈な臭いが襲ってきました。私は、一瞬ためらいました。『根性や気合いで乗り切れる環境じゃない。どうすればいいのか。』そう思った時に、お米をシャベルで袋に詰める光景を見て、文先生が歩まれる姿が頭の中に浮かびました。そして、『これを乗り越えることができるのは、根性でも気合いでもなく、愛しかない』と思わされました。そう思ってから体が動き始めました。
作業の後、込み上げてくるものがありました。本当にきつい環境の中、文先生は私たちを想う愛で歩み、訪ねてくださったのだと思いました。文先生から愛の力を教えられた時間でした。(31歳、男性)
○被災したお宅で、泥出し、家具や廊下の水拭きをしました。家の中が泥だらけになっている光景を見た時、全てを1から作り直せたらいいのに...と思いました。
しかし、依頼者のお母さんは『お陰で綺麗になってきたから、もう少ししたらここで生活できるようになるわ』と言われました。今ある物を、できる限りそのまま使って生活しようとする姿を見た時、神様の復帰摂理が浮かびました。例え全てが泥だらけになっても、その家を壊すのではなく、1つ1つ綺麗にして、家族でまた同じ家に住もうと願うお母さんの姿が、今の韓鶴子女史の姿に感じました。(33歳、女性)