【概要】
伊豆大島では、10月15日から16日にかけて台風26号に襲われて土砂災害が発生し、39名の死者・行方不明者を出しました。これにより「大島災害VC」が設置されて災害ボランティアがスタートしたのを受けて、UPeaceにおいても伊豆大島へのチーム派遣を開始しました。
11月17日に最初の派遣を行い、現地に定住スタッフを置きながら、翌月の12月19日までに7回のチーム派遣を行いました。
期間 |
11月17日~12月19日 |
参加人数 |
43人 |
作業日数 |
26日間 |
作業箇所 |
42箇所 |
【活動状況】
主な活動内容は、屋内外の土砂の片付け、床下の掃除、屋内の消毒などです。
活動を始めた当初はがれき撤去や泥出しといった力仕事がほとんどでしたが、時間の経過と共に掃除や消毒、土砂の調査、かわら版配布など他の活動も行っていきました。
日付 |
主な活動内容 |
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第1陣 |
11月17日~21日 |
がれきの撤去、側溝掃除 |
第2陣 |
11月22日~25日 |
屋内外の土砂出し、庭の掃除 |
第3陣 |
11月25日~28日 |
屋内の掃除と消毒 |
第4陣 |
11月29日~12月1日 |
屋外の土砂撤去、残っている土砂の調査 |
第5陣 |
12月2日~6日 |
床下の土砂出し、掃除、消毒 |
第6陣 |
12月9日~12日 |
屋外の土砂の撤去、残っている土砂の調査 |
第7陣 |
12月16日~19日 |
屋内掃除、床下の土砂出し |
【11月の様子】
○メンバーの声
○現場に行くと全壊や半壊のお宅があり、献花が捧げてあったりする場所もあり、心痛い状況ではありました。しかしそんな中でも、被災した方々が心から笑顔になり、安心して暮らせるようになるため、ボランティアさんたちが協力して尽力する姿を見て希望に思いました。
伊豆大島の一刻も早い復興を心から祈願し、また今回の貴重な経験をいかして、どんな有事の際にも人の為に全力で尽くせる人間になっていきたいと思いました。 (29歳、女性)
【12月の様子】
○メンバーの声
○4日間を振り返ると、実際に現地に行かないと分からないことが沢山あるのだと感じました。
多くの人々と力を合わせること、現地の様子や人々のことを知るなど、肌で多くのことを経験する中で、本当の意味で人の為に尽くせるようになるのではと思いました。
そのような経験を積んで、国難のときに活かすことができるようになっていきたいです。(28歳、女性)
○ボランティアリーダーの方の言葉が心に残っています。
「ボランティアをすると、時には間違った取り組み方をして、現地の復興の妨げになってしまうことがあります。大切なことは、ボランティアさんがいなくなっても現地の人が復興できるようにすることだと思います。」という話でした。
現地の人を尊重し、ボランティアがいなくなっても現地の人だけで復興できるようにサポートすることが、ボランティアをする上で大切だと思いました。(21歳、男性)