UPeace参加者の声を紹介します。
ある日のボランティア活動後、少し時間があったので、その地域の子供と一緒にスポーツをして交流していました。帰る時間になったので、その子供に別れを告げて帰ろうとしたら、その子供が「じゃあ、またね!」と言ってきました。しかし、子供のその言葉に対して、私は何も返事ができませんでした。
その時に頭をよぎったのは、社会福祉協議会が出している “ボランティア10カ条” の中にある “約束は必ず守ろう” でした。たとえ相手が子供であっても約束は約束です。子供が「またね!」と言ってきた時に「うん、またね。」と言葉を返せば、また来るという約束をしたことになります。しかしこの時は、今後この場所に来れない予定でした。
もし、その子供と笑顔で別れようと思えば、「うん、またね!」と言って別れた方が気持ちいいです。しかし、“約束”という見方をした時、それは子供に“嘘”をついたことになります。だからこそ「うん、またね。」と言えずに、笑顔を返すことしかできませんでした。
言葉に責任を持つこと、それもボランティアにとっては大切なことだと感じました。