つい先日(4月6日)、石巻のある地域でコミュニティスペースの開所式が行われました。
【2012年8月上旬 設置された直後のトレーラーハウス】
2012年7月、中古のトレーラーハウスがこの場所に設置されました。その後、ボランティア中心に、約8ヶ月かけてリフォームされ、コミュニティスペースが作られました。
その名は、街の駅『コスモスの家』
この日の開所式は、町内会長のあいさつでスタートしました…
子供たちがジャガイモ畑のための種イモを植えたり、
はねっこ踊りが披露されたり、
餅つきをやったり...など
直前までは大荒れの天気予報だったにもかかわらず、開所式当日は雨が一切降らず、天候も味方してくれました。
「いや〜、直前まで天気は気になっていたんですが、当日は大成功でしたよ。」
主催したリーダーの方から話を伺いました。
「トレーラーハウスをここに設置したのは去年の7月なので、今から8か月くらい前ですね。まるで、一から立て直した方が早いんじゃないかって思うくらい、大規模リフォームをしましたよ。」
【2012年12月上旬 リフォーム途中のトレーラーハウス】
「いろんな人からの支援を受けて、やっとここまで来たか〜って心境です。予想以上に、時間や人手、お金もかかりました。でも、その分、いろんな人たちの熱い想いがたくさん詰まった場所になってると思いますよ。」
【2013年4月上旬 開所式前のトレーラーハウス】
「今後この場所は、いろいろな団体(NPOや企業など)が在宅被災者への支援活動をしたいという時に活用していただく場所として、多くの方たちに利用してもらいたいんです。そして、この地域における“未来の新しい街づくり”をする場所にしたいんですよ!」
【2013年4月上旬 トレーラーハウスの中】
「例えて言うなら、子供を支援する活動をやったり、町内会運営の会議をやったり、夏の花火大会や年末の餅つきといった、季節のイベントを開催したり...などなど。
“コスモスの家”って聞くと、なんだか老人ホームみたいな名前に聞こえちゃいますけどね!」
お伺いした話の中で、印象的なフレーズがありました。
「...“団体あっての活動” じゃなくて、“課題があってこその活動” ですからね。支援する人がいなくても、ここの住民だけで復興できるようになるのが目標なんです。自分みたいな支援者がいらないような地域。そんな地域を、夢見てるんです...」
SECRET: 0
PASS:
ちょうど八月にボランティアに参加したとき、トレーラーハウスの床下にニスを塗ったのを思い出しました。
完成したのを見てびっくりです!
沢山の人が利用してくれるといいですね^^