最近は、被災した方から「ボランティアに来たら、多くのことを学び、自分の人生の糧にしてほしい」という話をよく聞くので、他のボランティアチームの方と話をしました。
「ボランティアに来た人たちは、多くの学びを得ているか?」
その時に話した内容を、以下にまとめました。
被災地ボランティアに来て活動すると、こんなことを言う人がいます。
「今回は地味な作業が多かったので、学んだことはそんなに無くて、自分にとってはちょっと物足りなかったです。」
一方で、こう言う人もいます。
「今回は、学ぶことがとても多かったです。自分の人生観まで変わりました。」
ここで注目したのが、この二者は同じチーム内にいることも多いことです。つまり、活動内容と学びの多さは、あまり関係が無いということでした。
更に見ていくと、地味な作業をずっとしていて“学びが多かった”と言う人もいれば、様々な作業ができても“学びがあまりなかった”と言う人もいたのです。
そこで疑問が出ました。
Question:学びが多い人と少ない人との違いは何か?
意見を出し始めたら、きりがありませんでした。意見が出過ぎてまとまりませんでした。しかし、まとまらない中でもせめて1箇所くらいは、学びが多い人に共通する部分を見つけよう、ということで話した結果、一つ出ました。
Answer:学びが多い人ほど、自分が学ぶことを目標にしていない、被災地の助けになることを目標にしてる
別の言い方をすると
活動するときの焦点が“自分”ではなく“相手”
(もちろん、人によって出る意見は様々で、上のAnswerはその一つに過ぎないと思います。)
これを聞いたとき、一瞬“えっ?”と思いました。どこか逆説的で不思議な話だと思ったので、他のチームの方とも話してみたのですが、この意見に関しては納得していました。
ボランティアの基本は「自分がやりたいことではなく相手の願いに答えること」だと言われます。その見方からすると、上で出たのは当然と言えば当然の話です。
しかし、ボランティアをやった人たちと話してみると、当然だけど意外と忘れやすい、でも実は重要なことだと思いました。
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キャプテンが話してくださったこと思いだしました。為に生きることは相手がいてこそですね。