統一教会平和奉仕ボランティア隊・第52陣で12月24日、作業後に他のボランティアチームから夕食に誘っていただき、一緒に食事する場を持ちました。
「今年もあっという間でしたね〜。」
「町の雰囲気は、去年(2011年)と比べるとだいぶ変わりましたね〜。」
夕食を囲みながら、いろいろな話題が飛び交いました。
「そういえば、去年の今頃は“クリスマス”って言っても、何もしなかったよね?久しぶりな気がするもん。」
「去年は地域のクリスマス会を手伝ってたよ。だから、盛り上げる側だったけど、一応クリスマスは祝ったよ。でもあの頃は、うちらがまだピリピリしてたから、祝う気分にならなかったんだろうな。」
「去年はまさか、今年のクリスマスもここで迎えるなんて、想像もしていなかったよ。」
「この調子だと、来年のクリスマスも、ここで迎えることになるかもな...」
メンバーが、向こうのチームのリーダーに質問していました。
「今年を振り返って、一番嬉しかったことは何ですか?」
「え?いちばん?…そうだね〜、今年もいろいろあったからな。でも、一番はやっぱり、元気になった地元の人がたくさんいたことかな。地元のお母さんや子供たちの笑顔からは、すんごい力をもらいましたよ。」
食後には、クリスマスケーキを準備してくださいました。
「そう言えば、統一教会さんはクリスマス得意ですよね?」
「えっ?とくい??そっ、そうですね〜。まあ、苦手ではないですが・・・」
「せっかくのクリスマスなので、ケーキもあるし、お祈りしてもらいましょうよ!」
ご年配のキリスト教徒の人もいたので、せっかくお祈りするならその人の方がいいのではと思って最初は断っていたのですが、押し切られたので、代表して私がお祈りをしました。
クリスマスをお祝いする気持ちと食事の場に感謝する気持ちを祈りました。
祈り終わると、リーダーの方から質問されました。
「お祈りの終わり方って“アーメン”じゃないんですね。どういう意味なんですか?」
そこで、意味を説明しました。
「へ〜、なるほど。そういう意味なんですね。いいじゃないですか!」
(目を閉じて合掌して)「...アージュ!」
「これでいいんですか!?」
丁寧に言い直してくれました。
乾杯してケーキをいただきました。
「また来年も、よろしくお願いします。」
「早く復興させたいですね!」
...この後も、いろんな話題になりました。
私が意外だったのは、ケーキを “食べた” ことより、食べた時の “喜びを共有した” ことの方が印象的だったことです。まるで、家族と一緒にクリスマスを過ごしているかのような感覚でした。
今回、私にとってのクリスマスプレゼントは二つ...
『おいしいケーキ』 と 『家族の絆』
ということは、当然、サンタさんも二人...
『向こうのチームのリーダー』 と 『神様』
現地の方も言われてました。
「クリスマスは二年ぶりのような気がするな...」
だから、二人目のサンタさんが登場して、二個目のプレゼントを届けてくれたのかもしれません。この方は、サプライズがとってもお上手でした...