進めたくても進まない作業

 ある地域のボランティアリーダーから聞いた話です。

 

倒れた塀一つを撤去するだけでも、もめ事が起きることがあるという話でした。

 

 お墓と民家の間の塀が倒れており、お墓の側に倒れ込んでいました。

お墓に来るかたたちからは、「危険だから早く撤去してほしい」という声が出ています。

 

 しかし一方で、“ちょっと待て!”というかたもいます。

 

 よく見ると、倒れた塀は民家の敷地内にまたがって倒れているため、撤去する為には民家の敷地内に入らなければいけません。しかし、この民家の主人は行方不明になっていました。

 

 許可無しに勝手に敷地内に入って、こちらの善意で勝手なことをして、後で問題になったらどうするのか?誰が責任を持つのか?

 

 その地域の為には、早く撤去した方がいい。それは誰もが承知していました。しかし、物事の捉え方や見る角度によって意見が食い違ってしまいます。それによって、ちょっとした作業なのに手がつけられない。

 

 作業を進めたくてもなかなか進めることができない背景には、こういった難しさがあるようです。

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