ボランティア活動のビフォア&アフター

2015年の関東・東北豪雨で被災した常総市でボランティア活動した時の、現場における作業前後の変化を紹介します。 

《 家財道具の洗浄 》 

 ブラシや高圧洗浄機などを使い、机、椅子、棚、ソファー、工具、園芸用の道具など様々な家財道具を洗浄します。洗浄後は、これ以上さびないようにするため、雑巾などで拭いて水気を取ってから片付けます。

 

[作業前]          [作業後]

 


《 家財道具の運び出し 》 

 屋内にある被災した家財道具を、屋外に運び出します。服や布団、畳、ベッドなどの水を吸う材質のものは、重さが2倍〜3倍くらいになります。タンスや窓などは、隙間に泥水が入り込むため、扉が開かなくなることが多いです。更に、床は泥だらけで滑りやすくなっている場所が多いです。

   [作業前]             [作業後]

 


 《 床板の撤去 》   

 バールやハンマーを使って、床板を一枚づつはがしていきます。板を割らないように、1枚づつ丁寧にはがしていき、床板の下にある断熱材も撤去していきます。撤去後は、取り残した釘を抜いていきます。力より技術が必要になる作業です。

   [作業前]                [作業後]

 


 《 床板の泥出し》

  床下のスペースは狭いため、大きな作業道具は使えません。園芸用の小さいスコップや片手用のクワなどを使い、少しづつ泥を集めて撤去していきます。家の被災状況次第で、溜まる泥の高さが1cm程度の場所もあれば10cm以上の場所もあり、その量には天地の差があります。

  [作業前]           [作業後]

  上記以外にも、被災した学校のグランド整備、支援物資の仕分けや運搬、避難所の運営補助...など、現地からのニーズに応じて作業内容は様々です。

被災から得た2つの教訓

2015年の関東・東北豪雨で被災した茨城県常総市で活動した時、現地の被災した人から聞いた話です。

今回の災害で学んだことは、やっぱり自立心だね。

私も自分が被災したから分かったんだけど、被災直後の自宅を見ると、自分ではどうしたらいいか分からなくなったのさ。うちは、床上50cmも泥が堆積しててね。その光景を最初に見た時は 「もうダメだな〜」 って、お先真っ暗になったよ。

でも、この地域は役所から近所の人までみんな被災してるから、待ってるだけじゃ誰も助けてくれないのさ。結局、自分自身で向き合うしかないから 「何があっても、自分が責任を持ってきれいにするぞ...」 と覚悟を決めて取り組み始めたんだよ。すると、不思議なことに、最初は1人だと思ったんだけど、少しづつ周囲からのサポートを受けれるようになって...あの、山のようにあった泥が、今では全部片付いたんだよ。

自立しようとする気持ちは大切だって、しみじみと感じたよ。

 

あともう1つは、プラス思考だね。

私は会社を持ってるから、普段は頭で考えて分析するクセがあるんだけど、被災直後は考えてもダメだったね。周囲の環境がマイナス過ぎて、いくら考えても改善の糸口が見えなかったんだよ。逆に、考えるほど不安が増して、深刻になる一方だったね。一度は会社をたたもうとさえ考えたから。あの時ほど、鬱になる人の気持ちを理解できた時は、今までの人生で無いよ。

「これ以上考えたら頭がパンクする」 と思ったから、逆に開き直ることにしてね...「まあ、いつか何とかなるさ!」 の精神で、バカなくらいのプラス思考で、あまり考えないようにしたよ。でも後から振り返ってみたら、それが良かったんだよね。プラス思考に切り替えると、まるで運気が来たみたいに物事が好転し始めて、今では会社再開の目処が立ち始めてるんだよ。

 

(堤防決壊から)2ヶ月経って、何とかここまで来たかって感じだね。今回の災害は本当に大変だったけど、そこから得た教訓もたくさんあったよ。

その中でも “自立心 プラス思考” … 苦労して学んだことだから、これからの人生に生かさなきゃね。

お聞きしながら、自立心やプラス思考の重要性を感じました。

ジャガイモ20kgで作った料理は?

2015年8月、石巻市の大街道地区で行われた “ポテチ祭り” のお手伝いをしました。お祭りのメインは、名前の通り 『自分たちで植えたジャガイモを収穫して、手作りポテトチップスを作ろう!』 というものでした。

 

    収穫したジャガイモ ⇒⇒⇒ 完成したポテトチップス

≪問題≫                         100グラムのジャガイモを調理すると、何グラムのポテトチップスになるでしょうか?→正解は、本文の中!


具体的には、下記の手順で進行しました。

1.苗植え                        お祭りの数カ月前、支援物資でいただいたジャガイモの苗を、子供たちが畑に植えました。

2.収穫                         お祭り前日、大人たちでジャガイモ畑を整備し、一部だけ収穫しました。収穫量は20kg。

 

 3.皮むき                        お祭り当日、子どもたちがジャガイモを収穫すると同時に、前日収穫しておいたたジャガイモを洗い、皮を丁寧にむきます。

 

 4.スライス                       スライサーを使って、ジャガイモを薄くスライスします。ポイントは、厚くスライスするより、薄くスライスした方が “カラッ” と美味しく仕上がります。

5.乾燥                         スライスしたジャガイモを、一枚づつキッチンペーパーの上に並べて乾かします。

6.計量                         測りを使って、ジャガイモを100グラムづつ小分けにします。 

7.フライ                        次は、2分半〜3分位かけて、きつね色になるまで油で揚げます。たくさんの量を一気にやると “カラッ” と仕上がりにくいため、小分けにした100グラムづつ揚げます。

 

 8.袋詰め                        揚げたものを30グラムづつ袋詰めして、袋の口を閉じます。100グラムのジャガイモを揚げると、イモの中の水分が蒸発して軽くなり、30グラムのポテトチップスになります。

 

 9.味付け                        子供たちに配ったら、好きなフレーバーを入れて袋を閉じ、シャカシャカ振って味付けします。フレーバーは、全14種類。王道であるオニオンやコンソメに始まり、のり塩やマヨネーズ、驚いたのはハチミツです。

 

 10.実食                        合計で20kgのジャガイモをポテトチップスにして、全て完食です。ちなみに、大人たちに人気があったフレーバーは、オニオンコンソメです。

 

 

【食べた人たちの声】                  「作りたてなので、市販のものよりカリカリしてて、とても美味しかったです。」                    「原材料がジャガイモのみで保存料や添加物が何も入っていないので、食べていても薬のような感覚が全く無く、安心して食べれました。」                       「いろんな味が試せるので、とても楽しく食べれました」

100回訪れた場所

 2015年 3月 11日

  石巻市にある『がんばろう石巻』の看板の場所へ行きました。新たな市街地をつくる区画整備事業が2014年後半から本格化したため、まちづくりの工事が徐々に進んでいました。

私がこの場所を訪れた回数は、気付けば100回以上になっていました。看板の前でお祈りをしていると、過去にこの場所を訪れた時のことが思い出されたのです。

 

2011年5月は…

  がれきが街にたくさんありました。ボランティア活動では、毎日がれきの撤去を行っていました。お祈りをすると、寂しさや悲しさ、ざわざわした雰囲気をよく感じました。そのため、看板の前では祈らないようにしていた時期もありました。

 

2013年5月は…

  この頃は、がれきが街からほとんど片付きました。ボランティア活動では、がれき撤去はほぼ落ち着きました。お祈りをすると、暖かさや前向きな気持ち、落ち着いた雰囲気をよく感じました。そのため、この場所で祈る時間が増えました。

 

この日(2015年3月11日)は…

  お祈りをしていると、不思議な感覚を覚えました。合掌した手がポカポカと温かくなってきたのです。まるで、合掌した手と手の間に小さな豆電球を入れたような感覚でした。それと同時に、心も温かくなってきました。

まるで 勇気 をもらったような、生きる力 をもらったような、そんな不思議な気持ちになりました。

 

これらの現象を通して私が感じたことは…         『亡くなられた方たちの願い。それは、死んだ恨みを晴らすことではなく、生き残った人が幸せになること。

この場所で捧げられた多くの人たちの真心や祈りによって、被災地の雰囲気が大きく変化していると肌で実感しました。

冷たいハンバーガーの味は?

2015年3月、東北ボランティア参加者の声を紹介します。

ボランティアの活動後、夕食を食べようとお店に行って注文した時、レジの店員さんから聞かれました。           店員さん 「この辺りでは見かけない顔ですね。こちらには、観光か何かで来られたんですか?」               ボランティアだと伝えると、とても驚かれていました。注文してしばらく待つと、先程の店員さんが料理を運んで来ました。

 

 食べようとした時、店員さんが私たちのテーブルに来ました。「それにしても、先程はビックリしましたよ。まさか、震災から4年以上が経過した今でも、ボランティアさんがいるなんて全然知りませんでしたよ…」                   話によると、この人は実は店長さんでした。そして、震災当時の話をしてくれました。

「…実は、私も家が被災して取り壊したので、今は仮設暮らしなんですよ…」                       店長さんは震災の時、この店にいたおかげで助かったようです。しかし、ご自宅を失い、家族も一人亡くされたそうです。4年前の出来事なのに、とてもリアリティーがありました。

印象的だったのは、このフレーズでした。         「…あれから4年も経ったのに、心の傷は全然癒えないですね…。あの頃の記憶が鮮明に残っているから、まるで最近の出来事のように思えるんですよ。」 

直接被災しなかった私にとって、震災というものは “4前” の出来事です。しかし、店長さんにとっては、震災が “4前” の出来事なのだと思いました。

 私 「いただきま〜す!」

 店長さんの話が終わって食事を始めたのですが、時すでに遅し、私のハンバーガーは既に、冷めきっていました。(涙)   「こんなに冷めたハンバーガーを食べたのは初めてだな。   でも、こんなに美味しいハンバーガーも初めてだな…。」   不思議なことに、食べ終わった後、こう思う自分がいました。

広がる温度差

 震災から3年経った(2014年3月)頃に、被災地に住む数名の方から聞いた話をまとめました。

 『復興は、もう終了したんですか?』                     …遠方の人から、よく聞かれるフレーズだよ。


 2011年7月 (災害から4ヵ月後)

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 2013年3月 (災害から2年後)

  この場所に元々あった町を(100)として、地震と津波で一面ががれきになった町を(−100)とした時に、この町に住んでいる人に聞くと...

A. ボランティアが持ちやすい印象                    「震災直後(−100)と比べると、ガレキがほとんど無くなった(0)ので、だいぶきれいになりましたね〜。」                    「元々のイメージ(−100)と全然違った(0)ので、安心しましたよ〜。」 (良かった・安心した・ホッとした…等)

B. 地元の人が持つ印象                         「震災前(100)と比べると、元々の町が無くなったまま(0)なので、まだまだこれからだな...。」                        「これだけ頑張っても、あの頃(100)に全然戻ってない(0)からね。これから先、不安だな...。」                        (心配・不安・ため息をついた…等)


 2011年3月末 (災害直後)

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 2012年4月 (災害から1年後)

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 2013年3月 (災害から2年後)

 元々あった家(100)が、津波で壊れてしまい(−100)、新しく再建した(100)という人に聞くと...

〇ボランティアが持ちやすい印象                    「被災して住めなくなった家(−100)が、こんなに早く新しい家(100)になるなんて、すごいですね。」 

〇地元の人が持つ印象                        「元々の家(100)が震災以降ずっと住めなかったんだけど、やっと元(100)に戻って、ホッとしたよ。


『復興は、もう終了したんですか?』             と聞かれた時、最近はこう答えてますよ…                『正直、まだまだですね。                 おそらく、本番はこれから だと思いますよ。』       話を聞きながら私が感じたのは、ボランティアと被災者間の温度差でした。  これを、少しでも埋めていきたいと思いました。

災害現場を渡り歩く中で…

伊豆大島で災害ボランティアをした時、あるボランティアリーダーに出会いました。話を聞くと、東日本大震災後に災害ボランティアを始めた方でした。震災後は、自然災害が起きれば関東や関西、九州に至るまで全国を駆け回りながら災害支援をされていました。最近では、ボランティアセンターの運営面の補助をすることが多いようです。まさに、縁の下の力持ち的存在です。

今では仕事まで辞めて、ボランティア活動に専念しているようです。様々な災害現場を支援する中で感じた心境を、2つお伺いしました。


1.災害現場を支援する時に大変なこと          「災害支援と一言で言っても、支援の形は地域によってバラバラだということですね。不思議なことに、災害の内容が全く同じだったとしても、そこに対する支援方法は地域によって全く違うんですよ。

例えば、地域によって...                ○災害の規模が違う。                   ○ボランティアセンターの人員が違う。           ○現地に住む住民の特色が違う。              ○集まるボランティアが違う。               ○ボランティアが、どの作業までお手伝いするかも違う。   ○復興に対する熱意が違う。

それらの違いを把握したうえで、その地域にとっての最善の支援体制を構築すること。そこが大変ですね。一旦体制ができてしまえば、あとは時間の問題ですから。」


2.仕事を辞めてまでボランティアに懸ける理由      「…続けることができてる理由は、やっぱり ご縁 ですね。東日本大震災後に、一時 “絆” って言葉が流行ったじゃないですか。あれに近い感覚ですよ。行く先々における様々な人との出会い、そこから生まれる人と人とのご縁。               例えば、東北のあるお寺で出会った住職さん。京都の災害現場で出会った大工さん、九州の災害現場で出会ったあの人…そして、ここ伊豆大島の人。思い出深い人が全国にいるんですよ、そういう人たちとの間で結ばれたご縁ですね、今の自分があるのは。 今、僕自身が活動を続ける理由は、一番は “ご縁” ですよ。」  

数日後、この方は、また別の災害現場へ行きました…

イチゴ農家の一年

突然ですが...                    【イチゴに関する問題】

 Q1.イチゴ一粒のカロリーは?              Q2.イチゴが日本で栽培されるようになったのは何年前から? Q3.高級イチゴの値段はいくらか?           Q4.イチゴに含まれる栄養の中で多いのは?        Q5.イチゴを使った商品の中で、日本生まれのものは?   Q6.イチゴはどの部分が一番甘いか?            ※答えは、記事の最後です!


先日、イチゴ農家のお手伝いをしました。          そこでは、『もういっこ』という品種を扱っていました。  

『もういっこ』とは...                ○2008年生まれで宮城県産の品種              ○硬めで甘みと酸味のバランスがいい            農家のご主人からイチゴに関する話をお伺いしました…


【イチゴ農家の一年】

1. 夏 (下準備&休日が取れる時期)            イチゴを栽培している時は、ビニールハウスの温度管理をしなきゃいけないから、丸一日の休みって取れないんだよ。だから、休みが取れるのは栽培がオフシーズンになる8月〜9月の約1ヵ月間だね。                          この時期は、一年の中で唯一休みを取れる時期だね。


2. 秋 (苗を植える時期)                 イチゴが成長する適温とさているのは20℃くらい。なので、夏場が過ぎて涼しくなり始めた頃にイチゴの苗を植える。ただし、日によって夏の気温になるので温度管理に注意が必要。ただ、今年(2014年)は冷夏だったから、その点ではちょっと安心したね。この時期になると、『休み』という言葉とは無縁になるよ。  この時期は、一瞬も目が離せないからね。


3. 冬 (イチゴが美味しくなる時期)            寒い冬を超えると、農作物の品質が下がってしまうんじゃないか?って思われやすいんだけど、イチゴの場合はその逆なんだよ。寒い時期を通過する時、イチゴは寒さを乗り越えるため、甘みを中に閉じ込めようとするんだよね。だから、冬を超えると甘いイチゴになる。逆に、夏の暑い時期を通過すると、イチゴはすっぱくなる。だから、夏を避けて、冬の寒い時期に向かって苗を植えるんだよね。                     意外と不思議に思われることなんだけど…まあ、イチゴも生き物だからね。


4. 春 (収穫の時期)                   出荷用のイチゴは、5月頃までに収穫を終えるようにしてるよ。6月になると、もう結構暑い時期だから、イチゴも酸っぱくなっちゃってね。だから、収穫しても、売りに出さずに家で食べるようにしてるよ。                       春っていうのは、1年間かけてきた手間暇が形になる瞬間だね。


最後に、美味しいイチゴの見分け方を1つお聞きしました。   ご主人 「種と種の間の間隔が短いもの!かな...」

普段、スーパーで何気なく見かけるイチゴ。         ショートケーキの上には、当たり前のように乗っているイチゴ。実は、とっても手間暇かけて作られていたのか...と。   スーパーでイチゴのコーナーを見ると、立ち止まる時間が増えたような気がしました...。


【イチゴに関する問題】

≪答え≫                         Q1.イチゴ一粒のカロリーは?              →A:約5kcal ※スーパーで売ってる中くらいサイズ     Q2.イチゴが日本で栽培されるようになったのは何年前から?→A:約200年前                    Q3.高級イチゴの値段はいくらか?           →A:1粒5万円 ※ネットで購入可能           Q4.イチゴに含まれる栄養の中で多いのは?       →A:ビタミンC ※イチゴ2粒でレモン1個程度のビタミンC Q5.イチゴを使った商品の中で、日本生まれのものは?  →A:ショートケーキ                  Q6.イチゴはどの部分が一番甘いか?           →A:先端が甘い

災害ボランティアの一日 (広島)

7:00 復興連携センターに到着               ○受付開始の1時間半前にも関わらず、既に先客がいました。  ○7:30頃になると徐々に人が多くなってきたので、6人1列で整列して待機しました。

8:30 受付開始                      ○ボランティアの説明                   ○基本は12人で1チーム、リーダーとサブリーダーを決める! ○名簿に必要事項を記入!                 ○ボランティア保険には加入して!             ○最低限の道具(軍手、マスク、長靴)は必ず持参!     ○物資(水、塩飴、タオル、除菌ジェル)が支給されて!

9:30 バスで出発!                     ○バスに乗って出発、作業現場近くの広場に到着しました。  ○資材準備:スコップ、一輪車、土のう袋、ほうき...など

10:00 依頼者さん宅に到着                 ○現場に到着したら依頼者さんに挨拶をして、今日の依頼内容を確認、作業を開始する。                  ○作業 20〜30分 → 1回休憩→作業20~30分(繰り返す)   ○途中で、昼休み(1時間)を挟む

 

14:00 仕上げ                       ○依頼者さんにチェックしてもらい、最後の仕上げに入る。  ○作業道具をまとめて、紛失した道具がないかチェックする。 ○依頼内容は “完了” or “継続” を依頼者さんに判断してもらう。 ○依頼者さんに挨拶、撤収する。

15:00 片付けと報告                    ○後片付けをして、手洗い、うがい、長靴を洗浄する     ○リーダーは報告書を記入する

○15:30 活動終了!                    「それでは、お疲れ様でした…」

災害ボランティアの一日 (伊豆大島)

2013年11月、伊豆大島で行った災害ボランティアの1日です。

《伊豆大島へ出発》

 22:00 東京を出発 →(移動120km)→ 6:00 伊豆大島に到着

23:30頃:部屋の照明が消えて艦内放送が入り “就寝モード” へ!5:30頃:部屋の照明がついて艦内放送が入り  “起床モード” へ!


《伊豆大島とは》

     

 伊豆大島は 『椿・あんこ・三原山』 で代表される観光地として、よく紹介されます。                    〇椿:約300万本あり、“大島町の花” として制定されています。〇三原山:島の中央に位置する標高758mの山。山の近くに行くと、以前の噴火で噴出したマグマが固まった跡も見えます。約35年に一度のペースで噴火しながら、少しづつ姿を変えています。


《災害ボランティア開始》

港から見た三原山(土砂災害のあった場所)

 

     

 港からバスで移動 → ボランティアセンターに到着 → 受付 → オリエンテーション                      持ち物 : 長靴、軍手、ゴム手袋、マスク、作業着、ゴーグル

    

 オリエンテーション → 作業現場が決定 → 資材をレンタル → 現場へ出発                          レンタルした資材 : 一輪車、大小のスコップ、デッキブラシ、懐中電灯、ハンマー…など

 

 現場に到着 → 依頼者さんに挨拶、依頼内容を確認 → 作業開始

依頼内容 : 土砂が入った室内の清掃、がれきの撤去


作業前

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作業後

作業終了 → 作業道具の洗浄 → 道具の返却、報告書の記入 → 活動終了

高圧洗浄機やデッキブラシを使って道具を洗浄します。    報告書の記入事項を参考に、翌日の作業内容が検討されます。

    

 活動終了後、ボランティアさんへの差し入れがありました。

活動終了 →宿所の掃除 → お風呂 → 食事 → 反省会 → 22:30 就寝『今日も1日、お疲れ様でした。』


《ボランティアリーダーの声》              様々な災害現場で活動しているボランティアリーダーに聞くと… 『自然災害が発生した時に “災害ボランティア” として活動する場合、他の災害や他の地域でも、だいたいは同じスケジュールで活動していますよ。』...とのことでした。

※2014年2月下旬、上記のような島外ボランティアの活動は終了しました。